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所属している団体の話、つづき2

  • 和来堂 田畑
  • 7 日前
  • 読了時間: 4分

だんだんと寒くなってきました。僕のいる広島県福山市は立地的にほぼ岡山県の気候と同じです。「晴れの国、岡山」と言われるほど、岡山は一年間のうち晴れの日が多いです。福山市も同様で、天気がいい日が多いのですが、だからこそ雪にすこぶる弱い地域です。交通麻痺どころかみんな家から出なくなります。普段降らないから冬用タイヤに変えてない家がほとんどです。

必然的に治療院もほぼ休診状態になります。寒いのは我慢しますが、大雪だけは勘弁してほしいなと。休みの日なら嬉しいんですけどね。 さて、前回のつづきです。

Facebookで知り合った当時米国のオレゴン州に住まれていた山本崇さんとの話です。本人が先生と呼ばれるのを嫌うのでまわりはさん付けで呼んでます。


僕が福山漢方談話会に出席しますと確か投稿したときに反応をもらいました。

山本さんが当時偶然帰国中で、その会に出てみたいと。社交辞令かと思ったのですがどうも本気らしく、会長に相談したらせっかくだから講演してもらおうということになりました。その旨を山本さんに伝えたら快諾してもらえたので、その準備を会と後援のツムラさんと行ったわけです。(当時は今ほどコンプライアンス的な縛りもなく、いい時代でした)


会ったことのない人と駅で待ち合わせして、お茶しながら会の流れを説明したときに、僕が董氏奇穴についてどれくらい理解しているかを聞かれました。そう、ぜんぜん理解してなかったんですよね。当時はこの症状にはこのツボ!的な覚え方をしていたので、そんな感じですと答えて山本さんがふーん、なるほど。といって考え込まれたのをよく覚えてます。今考えたら超恥ずかしいくらい何も分かっていなかったわけです。


その後福山漢方談話会の講演が始まり、衝撃を受けます。

鍼灸もですが、漢方(正しくは中国の薬、中薬)の知識がすごい。普段漢方を扱う医師の中にいるので、その話のレベルの高さくらいは何となく理解できました。


あー、こりゃ本物だわ。疑いの余地はありませんでした。自分の薄い知識を情けなく思う一方で、この人についていくべきかも。と、優柔不断な僕が直感で思った瞬間でした。


実はこの時点で山本さんが一週間後に東京の池袋で勉強会をすることを知っていたのですが、特に気に留めていなかったんです。ですがすぐまだ席の空きがあるかを確認し、来ても大丈夫との返事を頂いてすぐに申し込み、その日のうちに飛行機のチケットを購入しました。

自分で言うのもなんですが、僕は良く言うと慎重、悪く言うと行動が遅いので、今考えるとこのアクションの速さは僕では普通あり得なかったなと思います。


この勉強会が董氏奇穴勉強会、のちの董氏楊氏奇穴勉強会になります。


9年間、この勉強会で多くの事を学び、これからもしがみついていこうと思うのですが、何より全国に仲間ができたのが大きな収穫だったと思います。おそらくこの勉強会は今後さらに大きくなると思います。その中で古株として恥ずかしくないように精進しようと思うわけです。


長々書きましたが、今更ですがぶっちゃけ患者さんの症状が楽になるのなら、なんだっていいと思っています。

話はそれますが、一つお伝えさせてください。


注意して頂きたいのが昨今の治療院業界は治療技術の向上より売上至上主義が増えてきたという事です。


冷静に考えてください。30回、50回の回数券が一回の治療よりお得になるという理屈より、そこまでかかってしまう理由をちゃんと説明してもらっていますか?症状がきつい場合、病院の受診を確認されたりちゃんと促されましたか?取り返しのつかない状況になる前に、ぜひしっかり考えて頂きたいです。大きいお金を使っても改善せずに僕の所へ来られる方が最近多いです。治ればもちろんそれでいいのですが、ご自分の身体ですので、しっかり考えていただければと思います。


なんだか文が締まらないですが、ひとまずこれくらいで。


和来堂はり灸治療院

田畑



 
 
 

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