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​口内炎の鍼灸治療

 口内炎とは

老若男女関わらず起こる口内炎。見た目からは「カタル性口内炎」「アフタ性口内炎」「潰瘍性口内炎」に分類されます。また痛みの有無から有痛性口内炎と無痛性口内炎に分類されます。

一般的には口内炎は「アフタ性口内炎」のことを指すことが多いです。発症の原因には、睡眠不足精神的ストレス局所損傷(歯列矯正の器具が当たるなど)特定の食品または医薬品の影響月経栄養不足などがあげられます。

 

チョコラBBが口内炎に効くとよく言われますが、そもそそも余程の偏食や栄養不足がない限りビタミンB群の不足で口内炎になることはほとんどありません。一人暮らしでインスタント食品が多かったり偏食が続くと発症することは考えられますが、そう簡単になるものではありません。でも、食事を気をつけていても繰り返し口内炎ができてしまう人は多くいます。

と、ここまでは西洋医学的な考え方です。東洋医学的な口内炎の考え方はちょっと違います。

備後地方の方は「熱の華」といったら分かる方も多いのではないでしょうか。唇の際にできる痛みを伴う出来物のことです。これは口内炎とは場所が違うのですが、東洋医学的に実は原因は口内炎とあまり変わりません。

 

東洋医学では熱の華の「熱」とは胃の熱のことを指します。胃炎?と考えてしまいますが、「内臓に熱がたまる、内臓が冷える」などの考え方は東洋医学独自の考え方です。

 

では胃の熱を冷ますために、冷たいものを食べたり飲んだりしたらいいの?と考えたくなりますが、この考え方は間違いです

​この「胃の熱」をどう治していくかが口内炎の治療の重要なポイントで、これができるのはチョコラBBでもなく、アフタゾロンでもなく、鍼灸と漢方になるんです。

当院は鍼灸専門ですので、もちろん鍼灸での治療を行いますが、漢方を併用しないと時間がかかりそうな場合(体力の極端な低下、何かしらの病気の影響など)は、漢方の専門医がいる病院の紹介や、ドラッグストアで買える漢方で対応できそうでしたらそのご案内もさせて頂きます。ですがほとんどの場合、鍼灸治療だけで対応可能です。

当院の口内炎治療の内容

1、問診票記入、問診(ここで口内炎の原因を探します)

2、切診(東洋医学的に体調の状態を調べます。脈やツボなど)

3、治療(鍼やお灸を行います)

4、治療後に養生法を説明(個人個人で内容が変わります)

5、治療計画の説明

(ほとんどの患者さんは経過を見るためにまずは3回程度の通院をご提案します。一回の治療で治る程度の口内炎なら、わざわざ鍼灸を受けなくても自然治癒していることが多いと思います)

当院の治療の強みは良くなった後の「再発率の低下」です。

口内炎は一度に何個もできる方や、治ったと思ったらまたすぐできる方もいます。仕事の忙しさも影響しますし、女性なら月経周期も影響します。口内炎になりにくい身体にしていくことが最終的なゴールになりますし、そうなれば楽になるのはもちろんのこと、鍼灸治療も受けずに済みますよね。

 

何がその人に一番必要かをお伝えしますので、分からないことは是非お尋ねください。難しい用語や専門的な言葉を使わず、わかりやすいようにご説明いたします。

アフタ性以外の口内炎ももちろん治療いたしますので、ご相談ください。

ちなみに、口の中に鍼を刺すことはないです。よくどんな症状も、その症状があるところに鍼を刺すことを怖がられますが、先述した通り胃の治療になるので、腕や足に治療することが多いです。

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