その痛み、まずはどうする?
- 和来堂 田畑
- 1月2日
- 読了時間: 4分
謹賀新年、今年も和来堂治療院をどうぞよろしくお願いします。
去年は暑い期間が長かったため、どうにも年末という気がしませんでしたが、年が明けてみると寒さも増して正月らしくなってきたここ福山市引野町です。
元旦には近所の引野天神社にお参りに行き、昨年の報告と御礼、そして今年の治療院での無事故とご来院される患者さんの健康を祈願してきました。
さて題名の通り、自分で痛みの対処をするときはみなさんどうされているでしょうか?病院に行く、整体や接骨院に行く、気合で我慢する人もいるかと思います。
鍼灸は経験が無いとなかなか行けないのが普通の感覚なんじゃないかなと思います。僕もそうでしたし笑 怖いですよね初めては。
まず考えないといけないのは、痛みのタイプです。いわゆる病院に行かないといけないものか、そうではないかです。これが一番大事!
切れていたり折れていたりするものは鍼灸、接骨院、整体などに行っても無理です。何と言われても無理です。回数券なんて持っての他。
現代には頼りになる検査機器が沢山あります。病院に行っても何も変わらないという人が僕のところに来る方は事実たくさんいますが、検査して問題ないからこそ、こちらも最悪のケースを除いて思い切り治療ができるのです。
うちのケースでいうと、来院時に骨折していたり断裂していたという場合がありました。軽い検査をした段階で、今は鍼灸では無いなと感じたら病院の受診を促しています。あとはあまりないケースですが突発性難聴も病院に行く前に当院に問い合わせがくる場合があります。だいたいそういう場合は病院が苦手の方が大半です。気持ちはよくわかるのですが、そんなこと言ってられません。健康な未来のためにできることはしっかりやるべきです。初期のステロイド投与で治る人も一定数います。
迷ったら連絡してほしいです。僕からは無理な提案は絶対しません。回数券も無いです。病院に行った方がいいかの相談だけでもいいですからラインかメールをもらえたらと思います。
申し訳ないですが治療中は電話に出ることができないことが多いので、相談はメールやラインでお願いしています。
1つ、僕の経験談をお話します。
一昨年の年末、うちの患者さんから知人の腰痛を診てくれないかと相談を受けました。その方は3週間ほど痛みで動けていないらしく、病院には行かず、整体や接骨院に行ったそうです。驚いたのは数件行ったうち、一件も病院の受診を促すことが無かったそうです。しかもあろうことか回数券の提案をする始末。見かねたうちの患者さんが僕に相談された流れでした。直接その方と電話をして、軽く問診したら骨折を疑う症状が散見されたので、まず整形外科を受診して、それから鍼灸をするか考えましょうと説得しました。
後から聞いたら整形を受診したらすぐに大きい病院に紹介されたとの事。結果は末期癌からくる癌性疼痛でした。骨に転移した状態です。ご本人は本当に痛くてつらかったと思います。
残念ながらその後お亡くなりになられたそうです。
入院前にご本人からお礼の電話を頂いたときに、「先生、癌だったわ。おかげで見つかったよ。ありがとう」と感謝の言葉を頂きましたが、まだ直接お会いしたことが無いその方に、僕は頑張ってくださいねとしか言えませんでした。
僕は本当に頭に来ていました。
その患者さんを病院に送らず、訳の分からない施術で3週間も癌の発見を遅らせたどこぞの整体屋や接骨院にです。しかも話したのは回数券?ふざけるのも大概にしてほしい。
もしかしたらその3週間で死ぬ準備ができたかもしれない。会いたい人に会えたかもしれない。もう少し長く生きている時間を稼げたかもしれない。
自分と同じ側の「先生」と言われる立場の人間の無責任さに、怒りを感じざるを得ませんでした。
もちろんこんな先生ばかりではないのは分かっています。ただこれが僕の肉親や知人だったらと考えたら、こんなに怖い事は無いです。だからこそ僕は病院の受診を促します。
自分で言うのもなんですが、鍼灸は良く効きます。でもダメなものもあります。
医療の勉強はすればするほど、無知は罪だと思い知らされるばかりです。若い時より、大丈夫、任せてください!と簡単に言えなくなったのは事実です。そのかわり治癒率は格段に上がっています。患者さんの事をちゃんと考えてくれる治療家、施術者にかかって頂きたいです。
もっとポジティブな話をしないといけないですよね。でも、僕は患者さんが不利益を被ることが嫌なので、こんな発信が多くなるかもしれません。
今年の課題ですね(^^;
皆さんが健康でよい一年を送れますよう、祈念いたします。
和来堂はり灸治療院
田畑




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