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めまい、ふらつき、メニエール病と鍼灸治療

  • 和来堂 田畑
  • 6 日前
  • 読了時間: 3分

こんにちは。和来堂はり灸治療院の田畑です。5月ももう少しです。日々が過ぎるのは早いですね。

今回はめまい、ふらつき、メニエール病についてです。


東洋医学ではメニエール病はこのツボ、この漢方などと決まっているわけではなく、その症状に合わせて考えます。一応ネットで調べたら、ツボなら翳風、完骨など、漢方なら苓桂朮甘湯、五苓散などが出てきますが、それもその人の状態を見てどれが一番合うかを考えないといけません。ですので特に漢方は自分でドラッグストアで選んで買うのはあまりお勧めしません。ドラッグストアの定員さんは漢方の勉強というより、飲んだ時の副作用のことを勉強していますので、聞いてもすぐに答えてくれる方は少ないと思います。もし漢方を考えるのなら漢方医がいる病院か漢方の専門薬局をお勧めします。


さて、当院の鍼灸の場合は「董氏楊氏奇穴」という特殊なツボを使って治療します。といっても刺される側は何が特別かはわからないですよね。鍼灸を生業にしている方が見たら、こんなところにツボがあるの?とか、見たことない刺し方だ、などと驚かれることが多いです。僕自身今は董氏楊氏奇穴をほかの先生に教えることもありますが、今でも学んでいる途中ですし、まだまだ道半ばです。ちゃんと鍼治療はバッチリできますのでご安心ください(;^_^A


めまいの鍼灸治療ですが、まずそのめまいが何が原因かを突き止めなくてはなりません。三半規管が悪い、と聞く人や耳石が動く、という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?もちろんその二つでめまいが起こることはあるのですが、東洋医学的には外邪(天気や気候、時期などの環境の影響)が関係するといわれます。汗をかいてそのあと冷えたら目が回った、などもこの外邪がかかわっていると考えます。


ではそれを鍼灸でどう対応しようか、ということになります。これは漢方も考え方は同じです。ざっくり挙げると、冷え、湿気、暑気などがこの対象になります。ほかにも天候や気圧の変化が引き金になることも多いですが、東洋医学には気圧の概念がない(気圧の事と似ている考え方はあります)ため、現代の科学的な知識も必要になってきます。最近は気圧変化で頭痛を予測するアプリなどがあるので、科学的根拠が弱くても、経験的に調子が悪くなるという認識が広がっているように感じます。この調子が悪くなっている部分を治していくことでめまいやふらつきの症状緩和を目指します。


当院の鍼灸では脈を診て体の調子を確認します。この脈を含めて、体のどこに異常があるかを探していきます。体のあちこちにツボがありますが、そのどれを使って以上を治すかが大切で、この異常を探す目が治療家の実力だと思います。ですので、めまいのツボと言われるものが効く人と効かない人に分かれるのは、その時に必要なツボを使えているかにかかっています。

董氏楊氏奇穴はこの「どこのツボを使うか」という理論と理屈をはじめに学びます。解剖学や生理学につながる内容なのですが、これらの西洋医学的な理論も含めて、患者さんに最適なツボを探して治療をいたします。


病院での治療が頭打ちになっている方なら、ぜひ一度鍼灸を試していただきたいです。福山市近郊ならぜひご相談ください。


和来堂はり灸治療院 田畑




 
 
 

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